「遺言を残す」ということとは?

遺言に基づく遺産相続の例をご紹介! - 「遺言を残す」ということとは?

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遺言に基づく遺産相続の例をご紹介!

人が亡くなる前に自分の財産を「誰に分けるのか?」また「どのように分けるのか?」ということを記したものとして「遺言書」というものがあります。
遺言というのは、亡くなった人が生前に自分の意思を伝えるために行うもので、遺言書は特に遺産相続などの場面においてとても強い法的効力を持っています。
あらかじめ、民法などの法律によって財産分与や遺産相続についての規定は明記されているのですが、遺言書があると法律の規定よりも遺言書の内容が優先されることがあります。

そのため、家族などの法定相続人以外の人へ自分の遺産を残したい場合や、自分の死後は団体に遺産を寄付したいなどと思っている人にとっては遺言書の存在は不可欠なのです。
遺言書では、基本的に遺産相続人や遺産の分配方法を自由に決めることができるからです。
遺産相続の問題は、いかにきちんとした遺言書が残っているのかどうかで変わります。
せっかくの遺言書も、内容に不備が見つかったりすると法的に無効なものとなるのでトラブルに発展してしまうこともあるのです。
そこでここでは、実際にあった遺産相続の例を基に「遺言書作成の注意」などについてお伝えしていきましょう。

まず最初にお伝えするのは、父親が会社経営をしている資産家Aさんが亡くなった時のお話です。
会社経営をしているAさんには多額の貯金の他に、家屋や会社の不動産、株などの財産がありました。
そのため、万一の場合に備えて遺言書を作成していたのです。
Aさんが他界して遺品整理をしていた時に、Aさんの妻がこの遺言書を発見しました。
そこでお世話になっている弁護士さんに紹介して、この遺言書を開封してもらったのです。
するとそこには、法定相続人である妻と子どもたちの他に、会社の役員にも遺産を「相続させる」と記されていました。
しかし実際には、会社の役員たちは遺産をもらうことができなかったのです。
それは一体なぜなのでしょうか?

遺言書を作成するにあたり、法定相続人以外の人へ遺産を分けたい時には「相続」ではなく「遺贈」という言葉を使う必要があったのです。
ですから、遺言書としては法的に「効力の無い」遺言書となってしまうのです。
この例からも分かるように、ささいなことかもしれませんが遺言書は法的文書なので、正しい知識をもって作成しないと思うような財産分与ができなくなります。
この機会に遺言についてしっかりと考え、法的にも有効な遺言書を作成しましょう。

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