「遺言を残す」ということとは?

遺言を残すメリットとは? - 「遺言を残す」ということとは?

遺言を残すメリットとは?

「終活」という言葉がメディアでも取り上げられるようになり、今とても注目を集めている「遺言」の存在。
人生も終わりに差し掛かろうという時に、遺していく家族や大切な人たちに自分の遺志を伝えるもの…それが「遺言」です。
しかし、遺言というのもをどうやって残したらよいのかということが「分からない」という人も少なくありません。
そのため、遺言を残した方が良いとは思っていても、どうすれば良いか分からず迷っているという話もよく耳にします。
ですが「遺言」というのは、可能であればできるだけ残しておいた方が良いものです。
そこでここでは「遺言」を残すということに対するメリットをお伝えしていきます。
また更に「遺言」を残さないとどのようなデメリットがあるのか?ということについても合わせてお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

まず、なぜ今あなたに「遺言」を残すということについてのメリットをお伝えするのかというと…
世の中には「遺言」についての知識がないことで、人生の終わりに不要なトラブルに巻き込まれることになってしまった人が意外に多く存在しているからです。
もし、今まさに人生を終えようとしている時…自分の財産のことなどで家族が揉めていたらどんなに悲しい気持ちになることでしょう。
そのような悲しい事態を避けるためにも「遺言」を残すということについてのメリットは知っておくべきなのです。
では実際に「遺言」を残すことにどのようなメリットがあるのでしょうか?

遺言を残すことで、まず何よりも「遺産の分配」がスムーズに行われるようになります。
遺言が残されているということは、亡くなっていく自分自身の意思がはっきりとわかるということです。
ですから、自分の遺産を「誰に」「どのように」分配していくのかがスムーズに行えます。
また遺産が残されていることにより、そうした遺産分配の過程で起こりうる「遺産を巡っての争い」なども回避できるのです。

他にも「遺言を残す」ということには、自分が遺産を贈りたい相手に対して遺産を残すことを助けてくれます。
法律に基づいた遺産相続だと自分の家族などが相続人となるため、血縁の無い他人や団体などには遺産を残すことができません。
ですが、遺言に自分の意思をしっかりと明記しておくことで、法定相続人以外の人にも遺産を残すことができるのです。
このようなケースの場合には、かなり高い確率で相続手続の際にトラブルが発生します。
しかし、そうしたトラブルも「遺言」として相続人を特定しておけば、相続する人の権利をトラブルから守ることができるでしょう。

では反対に「遺言が残されていない」場合は、どうなるのでしょうか?
自分の死後、遺言がない場合には法律に基づいた法定相続人に遺産が分配されます。
その際には遺産の相続に様々な手続きが必要になりますし、自分が遺産を残したい人に遺産が渡らなくなる可能性もあります。
また、たとえ多額の遺産がなくても「遺言」というのは自分自身が生きてきた人生の証になりますし、自分の気持ちを家族や大切な人へ残す唯一の手段になります。
ですから、遺産相続のことなどを踏まえても「遺言を残す」ということには大きなメリットがあるのです。

では、本当に「遺言」を残したいと思った時には、どういった遺言書が良いのでしょうか?
遺言書には「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」そして「秘密証書遺言」があります。
自筆証書遺言とは、文字通り遺言を残したい人が「自ら書いて残す」遺言書です。
紙に遺言の内容全文と、日付・氏名を自筆して印を押すことにより作成できる遺言になります。
「自筆証書」というくらいですから、当然パソコンやタイプライターなどで書いたものは無効になり、すべて自書でないと遺言として認められません。
自分で書けば良いだけなので特に費用もかかりませんし、いつでもどこでも書けるという手軽さが一番のメリットです。

しかし、自筆証書遺言は専門家が関わらない遺言書なので、法律的に見て不備な内容となってしまうといったデメリットもあります。
そうしたデメリットを避けたいのであれば「公正証書遺言」がオススメです。
公正証書とは、公証人と呼ばれる法律の専門家である公務員が関わって残す遺言ですから、自筆証書のような不備を心配しなくてよいところが大きなメリットだと言えます。
公証役場に必ず原本を保管するシステムですから、遺言書を紛失してしまって実際の遺産相続の際にトラブルになる…などという心配もありません。
ですが、公正証書遺言を残そうと思ったらある程度の費用が掛かってしまうのがデメリットだと言えます。

更に、そうした公正証書遺言以上にしっかりとしているのが「秘密証書遺言」です。
秘密証書遺言は、自分が残したい遺言の内容を記載した遺言書に署名と押印をしたうえで印章を使用して封印し、公証人と証人2人の前にその封書を提出して自分の遺言書であるということを認める所定の手続きを踏んで作成されるものです。
秘密証書遺言は自筆証書遺言とは違うので、自書である必要はありません。
パソコンやワープロなどを使っても良いですし、第三者が記したものでも構いません。
その内容が「自分の遺言である」ということを証人の前で認めてもらったのちに封印をしてもらえば「秘密証書遺言」となります。
この遺言は公正証書以上に法的効力があるものですから、開封する時には裁判所の許可を得て弁護士に立ち会ってもらわなくてはなりません。
多額の財産を遺産として残す可能性がある人は、このような遺言の方がトラブルを回避できるから安心かも知れませんね。

このように「遺言」といっても、様々な形があるということが分かったでしょうか。
あなたもぜひ、こちらの内容を参考にして自分の気持ちを自分に相応しい形の「遺言」にして残してみませんか?

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